恋人や友達がいないとき、心許せるひとがいないとき、
心の中で誰に向かって話しかけていただろう。
ブログも誰に語りかけているのか曖昧だ。
曖昧だけどふしぎと誰かがいる。
誰かがいるといいなと祈っている。
小さいとき、顔に傷があることをかわいそうだと決めつけられた日は一人で誓ったと思う。
不幸なことだと決めつけられても、染まらなければいい。
いつも思う。
私が自分の顔の歴史にまつわる話をすれば、
その相手は自分の顔にまつわる少しかわいそうなエピソードを話してくれる。
昔、不細工と言われた、とか、大なり小なりあるけどコンプレックスの話を話してくれることが多い。
すでにあなたと私はすれ違っているのだ。
私は手術の跡やその歴史をチャームポイントだと信じて生きたい。
分かち合わなくていいんだよ。ごめんね。分かち合いたくない。
何かをかわいそうなこと、不幸なことだと決められるのは自分の心だけなんだ。
ふざけんな。