2016.09.07
わたしは、いちご状血管腫という顔の病気でした。🍓何度も手術を重ねた傷が残っているし、鼻の形も歪んでいます。勲章です。
いちご状血管腫とは果物のいちごのように赤いアザが出来ることです。
わたしの場合は顔にそのアザが出ました。
ここまで来たらむしろ顔の傷や鼻の形を治す気はない。
(というかそもそも手術をしても完璧には外見が整わない事が前提で治療を進める。)
もしも完璧に綺麗に治す魔法があってもその魔法は使わないと思う。
小学生の頃。
ななえは、傷がなければモテるよ。
バイトしてた頃。
あの子は鼻が曲がっていなければ可愛いのにね。
そんな言葉に惑わされるな。負けるな。
もしもなかったら…?なんてふざけるな。
これこそがわたしなんだって。
例えばアザがなく生まれたわたしの人生があるとして、
きっと病気を知らないわたしの人生よりも
今のわたしは可愛くなることに悩み、執念を燃やし、努力し、可愛いを生きる意味にし、可愛いを生き方にしようともがいてる。
決して病気が偉いとか特別とか行ってるんじゃない。
病気で生まれたからこそできることが絶対あるから死にものぐるいで手にしたい。
傷があっても鼻が曲がっていても可愛く生きたい。
大森靖子さんの「君も可愛く生きててね。」って言葉が優しすぎて沁みる。
誰かの可愛いになりたい。
誰かのアイドルになりたい。
わたしのような病気の人の生き方のサンプルのひとつになりたい。
わたしが可愛くなれたら自分も可愛くなれる!って希望になれる。
いつか形成外科関連の講演会をやってみたい。ずっと苦しかったことと傷や欠陥あるからこそ見れた景色の話がしたい。
これがわたしの覚悟です。
山上奈菜恵🍓